寒い日が続きますが、お体の具合はいかがでしょうか?
私の周りでは、「今年は寒いねー!!」なんて事がよく聞かれますが、みなさんはどう思われますか?
私も今年は寒いと思ってたのですが、ある方に「今年より去年の方が寒かった。」と言われたので、改めて2021年の1月を思い出すと、正月に小畑川が凍結したのを見たり、家の前のバケツの水が凍ってたのを何回か見かけたのが、今年はそこまでのことがなかった事に気が付きました。そっか今年の方が暖かいんだと思い、改めて気象庁のデータを見てみると2022年の1月平均気温(京都)は4.2°で昨年は5.1°でした。ですのでやはり、今年の方が寒かったことがわかりました。
ではなぜ、私も含めてその方は昨年の方が寒いと思ったのでしょうか?
それは最低気温の違いです。今年の一月の最低気温は-1.0°に対して、昨年の一月の最低気温は-4.1°でした。ですので水が凍っている現象だけ見ると、昨年の方が寒かったと思ってしまう事になったのでしょう。
前置きが長くなりましたが、気候の表現(数値的にも現象としても)にはいろいろな角度があるので注意が必要です。
今の季節につきましては、朝夜の寒さに比べお昼間はそこまで寒くなく、風がないところだと暖かさを感じます。しかし朝夕はしっかり寒いので暖かくして寝ます。もちろんそれでいいのですが、昼の間に知らない間に温められた体には、熱が残っています。しかもその熱は朝夕の寒さで外に出れない状態で体内に残ってしまい悪さをすることがあります。
例えば不眠・肩こり(スジばった肩凝り)・口内炎などです。体の中で熱が多くなったり、潤いが少なくなったり、そのことでやや興奮状態になったりします。
当院でも大寒(1/20)を過ぎたあたりから、そのような熱の訴えが増えてきている気がします。軽いものでしたら、もう少し暖かくなれば自然と治りますが、もともと不眠気味の方、いらいらしやすい方などは今のうちに治療された方がいいと思います。
体の不調はつらいですが、2022年の春が来だしたということです。周りに目を向けますとあちこちで春の訪れを目にすることができると思います。